クローゼット前で、私の代わりに明日の天気を妻に話すRaspberry Pi
Raspberry Piで明日の天気をしゃべるお天気アプリを作ってみました。
作るきっかけ
我が家では、いつの頃からか、夜になると奥さんが「明日の天気は?暑い?寒い?」と聞いてくるようになりました。
しかも私のいるリビングではなくいつも別の部屋から。
そしてその都度、私は自分の携帯で天気見て答えてました。
なぜ毎晩別の部屋から天気を聞いてくるのか聞いてみると、クローゼットの前で明日着る服を選ぶために聞いてきていることがわかりました。
なるほど天気によって着る服を変えるんですね。
自分で携帯見たらわかるやんと思っていたのですが、クローゼットの前までいちいち携帯を持っていかないので毎回聞いてくるというわけです。
「ここ(クローゼットの前)で知りたいねん」と一言。
ちょうど、Raspberry Piがあったので、私の代わりに天気を答えてもらおうと思いアプリを作ってみることにしました。
完成品
これが完成品です。(むき出しで味気ないですが、、、)
我が家のクローゼットの横のタンスの上に設置されています。
妻はこれに向かって話しかけるようになりました。
妻:「天気は?」
ラズパイ:「晴れっす!」
妻:「気温は?」
ラズパイ:「最高気温は33℃っす!今日との差は-1℃っす!」
妻:「傘は?」
ラズパイ:「まあ、傘はいらんわ!」
妻:「紫外線は?」
ラズパイ:「日差しやばいわ!」
私の代わりにラズパイが天気をしゃべってくれるようになりました。
天気の情報はどうしてるの?
天気は、Yahoo天気の神戸の情報を取りに行ってます。
遊び半分で作ったのでAPIとかは使わず、普通のお天気サイトから情報を取得して、必要な部分を切り取って使っています。
今日、明日の天気は温度差まで取れるのでそのまま使っていますし、傘指数や紫外線指数も使っています。
(洗濯指数など他にも指数を取ってきてしゃべらせることもできます)
問題はYahoo天気のサイトの構成が変わったらコード修正が必要になるところでしょうか。
ちなみにラズパイにしゃべらせる声ですが、自分の声を録音しました。(録音にはMacのGarageBandを使いました)
音声合成のAPIを使うことも検討したのですが、利用回数に制約があったり、登録が必要だったりしたこともあり見送りました。
実際のところ一番の理由は、私の声でしゃべって欲しいというユーザー(妻)の声が決め手になりました。
ウチにも欲しい!
趣味利用なので、自分で作ってもらうか、私の参加している関西圏のRubyの勉強会に来てもらえば作ってあげることはできます。
作り方を紹介しておきます。
どうやって声を認識させているのか、しゃべらせているのかなど、使った機器や、Raspberry Piの設定などはこちらをご覧ください
ソースコードはこちらです。
次なるステップ
もう少し会話を増やして欲しいと言われているので追加する予定です。
あと、マイクやスピーカー付近にぬいぐるみを置いて、ぬいぐるみと話してるようにする予定です。