生産管理再入門-MRPを超えて <第43回IT勉強宴会>に参加しました

8/21に第43回IT勉強宴会「生産管理再入門-MRPを超えて」が開催されました。

atnd.org

DDD.rbで何度も話にあがったIT勉強宴会ということで、恐る恐る?参加しました。

(すごい人達がたくさんいると聞いていたので)

 

はじまり

渡辺幸三さんの話から始まりましたが、いきなり私にとって厳しい問いを受けることになりました。

 

「あなたはどういうドメインの専門家になりますか?」

 

これはグサッときました。

これまでいろいろな分野の案件に関わってきましたが、何が得意なドメインなのかと言われると、正直答えられません。

この問いを受けただけでも参加した価値があったと思います。

 

在庫推移監視法

その後、在庫推移監視法の概要について説明していただけました。

細かい話は割愛しますが、MRPより現場の実情にあった方法とのことです。

 

MRPが何なのかについては、事前に「ITエンジニアのための【業務知識】がわかる本 第4版」を読んで知識は入れていました。

ですが、計算時間が数時間かかったり、せっかくの結果の全てが活用されているわけではないという話を聞いて、ドメインを理解するとはこういうことなのかと冒頭の話を改めて認識することになりました。奥深いです。

 

在庫推移監視法の実業務への適用

次に、実際に某製造業の方が在庫推移監視法を実業務へ適用している事例紹介をしてくれました。

 

説明もプレゼンの資料もわかりやすく、生産管理をよく知らない私でも業務の流れを十分理解できました。

(背景や理由も合わせて説明してくれたので理解を深められたのだと思います)

 

中でも、経営判断として意図的にボトルネックを固定化している点と、それに合わせて組織を形成している点は興味深かったです。

知識だけではダメで、それをどう応用するのかが重要なのだと理解できました。

 

ここでは書けないような具体的な話もあり、発表された方には感謝の気持ちでいっぱいです。

(たぶんビジネスセミナーでは何万円もかかるような内容だと思います)

 

主催者を始め、参加されている方々の意欲や精神がそうさせているのだと感じました。

(皆のためにという気持ちがひしひしと伝わってきました)

 

感想 

今回のように実際の業務の流れを聞くのはとても参考になります。

業務をシステム化するためには業務そのものを理解する必要がありますが、

実際の業務に触れる機会をそう簡単には得られません。

実際の現場の話を聞ける勉強会はとても貴重だとわかりました。

また参加したいです。

 

余談

勉強宴会ということもあり、本編の後に懇親会がありました。

懇親会直前に聞いた話によると懇親会の方が内容が濃いとのこと(宴会が本編?)で、ドキドキしながら参加しましたがその通りでした。

 

主催者の佐野さんのお話も聞けて、この勉強宴会ができた経緯などもいろいろ聞くことができました。

”IT”とついていますが人生そのものの勉強ですね。

IT勉強宴会に参加される方はぜひ懇親会の方にも参加されることをお勧めします。